FC2ブログ

A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Jimmy Forrest

Jimmy Forrest
Jimmy ForrestJimmy Forrest

Night Train
United/ULP-002/USA/1951-53


Jimmy Forrest(ts) Chauncey Locke(tp) Bart Dabney(tb)
Bunky Parker, Charles Fox(p) Hershel Harris, Johnny Mixon(b)
Oscar Oldham(dr)


Side1
Night Train
Blue Groove
Bolo Blues
Flight 3D
Mr. Goodbeat
Swinging and Rocking

Side2
Hey, Mrs. Jones
Coach 13
Mrs. Jones Daughter
There'll Be No Other You
Song of the Wanderer
Big Dip

所有している数も少なく、滅多にターンテーブルに乗る事のないJimmy Forrestのアルバムを取り出したのは、他でもない先日話題にした大手中古レコード店の廃盤リストに掲載されていたからだ。
トップコンディションなら今なら売価6万程になるらしい。
以外というよりもこの辺りになると相場感が頭に無く、良く考えれば珍しいかもしれないという程度でしかない。
Jimmy Forrestと言えばイコール「Night Train」が代名詞になっているが、ジャズファンの多くはPRESTIGEレーベルあたりの作品を実際は好んでいるのではないかと推測する。
元々SP音源をまとめたせいか短い演奏が続き、アドリブ一本で勝負するようなスタイルではなくコーラス入りナンバーなども散りばめられたR&B色の強い作品と言える。
今回の再視聴にあたって寝起きと同時に実施したため、朝からとんこつラーメンでも食したような胸やけ感が強く残り、時を選ぶアルバムとなった。
もちそんそれは自身がForrestファンではないからであっって、ファンにはお茶漬けの如くさらさらと身に馴染むのだろう。

スポンサーサイト
2018/10/29(月) 01:43:39 tenorsax トラックバック:0 コメント:0

Jack Sheldon

Jack Sheldon
Jack SheldonJack Sheldon

A Jazz Profile Of Ray Charles
Reprise/R-2004/USA/1961


Jack Sheldon(tp) Marty Paich(org) Joe Mondragon(b)
John Markham(dr)


Side1
Am I Blue
Just For A Thrill
Basin Street Blues
When Your Lover Has Gone
Cherry
Moonlight In Vermont

Side2
'Deed I Do
Come Rain Or Come Shine
There's No You
One Mint Julep
Georgia On My Mind
Rosetta

同じリーダーアルバムでもこちらは人気も知名度も低く、トップコンディションでも『The Qaurtet&The Quintet』の50分の1くらいで買えるだろう。
しかし価格以上に聴ける、所謂コスパの良いのは断然こちらだ。
Marty Paichのオルガントリオをバックに僅か2日で作り上げたとは思えないほどの充実ぶり。
ライナーを記したRay Charles本人の賛辞にも頷ける。
あちらに無くてこっちに有る価格以上の差は何だろう。
一言で言えば「ゆとり」という事になるだろうか。
肩ひじ張らないとてもリラックスした様が手に取るように分かる。
どこまでも続く素直な歌い方は、もう少し聴いていたいなという余韻を残す。
まだ終わらないのかなと僅かでもよぎった『The Qaurtet~』とは大きな隔たりがある。
あちらは今や20万でも取引される世界に足を踏み入れ、方やこちらは4千円でも売れたらましだという場所にいる。
廃盤の世界はつくづく理不尽だ。

2018/10/27(土) 01:07:58 trumpet トラックバック:0 コメント:0

Jack Sheldon

Jack Sheldon
Jack SheldonJack Sheldon

Jack Sheldon , The Quartet & The Quintet
JAZZ WEST/JWLP6/USA/1954-55


Jack Sheldon(tp) Zoot Sims(ts) Walter Norris(p)
Bob Whitlock, Ralph Pena(b) Gene Gammage, Lawrence Marable(dr)


Side1
Groovus Mentus
Ah Moore
Dozo
Beach-Wise
Palermo Walk
Get Out Of Town
Blues

Side2
Mad About The Boy
What Is There To Say
Irresistible You
Guatemala
Toot Sweet
Getting Sentimental Over You
Jack Departs

大手中古レコード店が発行する廃盤の最新の買取リストを手にしてみた。
BLUE NOTEに関しては今やどんな買取価格、売価が付こうとも驚くことがなくなってしまった。
1500番台は言うに及ばず4000番台、更に4200番台にも高騰の波が完全に押し寄せてしまい、数年前なら冗談かと思われた価格が当たり前になってしまった。
海外オークションの話になるが、MONO盤Joe Henderson『Page One』のニアミント或は近いコンディションを今年4枚近く見掛けたが全て1000ドル越え、最高値は1500ドル程だった。
Wayne Shorter『Speak No Evil』も1000ドル越えを見掛けた。
最近見た驚愕盤はSonny Clark『Leapin&Lopin』のVG+コンディションが7500ドルだった。750ドルでもどうかと思うのにだ。
こういった例はもはや珍しい事ではなく、当たり前に平然と取引されるようになってしまった。
その他3大レーベルを始めとする名盤の類も高額化が進んでいる。
では、廃盤市場がそれだけ活気あるのかと言われれば、その高騰ぶりと反比例するかのように下火になっていると思うのは気のせいか。
高騰も一つの条件ではあるが、ここで取り上げて来たようなアルバムにも目を向け、耳を傾け、購入の際には競合相手がいる、そんな状況がかつてはあり、その時は活気や熱気が感じれられたが、現在の投資目的に近いような一部のアルバムの高騰化をもって、とても活況を呈しているとは判断し難い。
それはさておき、件の買取リストでムムッと新たに思う事がいくつかあった。
1つは『Afternoon In Paris』だ。買取価格14万3千円!特に珍しいわけでもなく、アメリカ盤に有りがちな、ものはあるがズタボロ状態のものしか見掛けないというわけでもないのに実感とは随分とかけ離れた高騰ぶりに驚嘆した。
それよりも以前紹介したHarold Ashby『Born To Swing』の方が入手難易度は高く、内容も同程度かそれ以上に良いはずなのに買取価格8万8千円の方に釈然としないものがある。
所有している人の殆どはおそらくその価格では手放さないのではと思われる。
2つ目の驚きは今回取り上げた本盤だ。
買取価格11万!は衝撃だった。売価は買取の倍という法則を耳にした事があるので予想売価は22万か。
もちろんトップコンディションが条件だろうが、それでも異常な出世ぶりだ。
おそらくジャケットコンディションが整うのが難しいのだろう。確かに何の瑕疵もないものを今から見つけるのは困難を極める。
所有盤も盤は問題ないが表面とシームにやや擦れがあり、減額対象となりそうだ。
それにしても大きなお世話だろうが行き過ぎな感が否めない。
人気の秘密はジャケットデザインととZoot Simsの参加にあるのだろうか。
ただ個人的に何度聴いてもそれほどの良いとも思えない。
10インチ2枚分を収めた曲数が多いお得盤であるが、その事がかえってメリハリがなく単調な感じを生み最後には飽きてくる。
今回もう一度聴き返してみたが、やはり合わなかった。
身も蓋もない言い方だが、これがJazz WestじゃなくPacific Jazzなら1万程度じゃないだろうか。
改めて内容と価格は比例しないを痛感することになった。

2018/10/23(火) 22:30:20 trumpet トラックバック:0 コメント:0
次のページ