FC2ブログ

A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

John Dennis

John Dennis
John DennisJohn Dennis

New Piano Expressions
Debut/DEB-121/USA/1955


John Dennis(p) Charles Mingus(b) Max Roach(dr)


Side1
Ensenada
Odyssey
Machajo
Chartreuse

Side2
Cherokee
Variegations
Seven Moons
Someone To Watch Over Me

これまでここで紹介してきたジャズマンに多く見られる特徴のひとつとして、リーダー作が1枚しかないという事が挙げられる。
ただ、その中でもっと聴いてみたい、もっとアルバムを残しておいてくれたならと思えるジャズマンはそれほど多くはない。
しかし、このJohn Dennisはまだ聴いてみたいという気にさせられる貴重なひとりだ。
溢れ出るイマジネーションを鍵盤に乗せて、あたかもインプロビゼーションってこういう事だよって端的に指し示してくれているかのような演奏に耳を奪われる。
でも、こんな素晴らしい作品が人気も知名度も余り聴かれる事もなく蔑ろにされ、人気レーベルの肩書きを被っただけの凡作により片隅に追いやられている。
でも冷静に考えて欲しい。
自主レーベルの無名のジャズマンで固められたは作品とは異なり、ミンガスに見出され、ミンガスの起こしたこのdebutレーベルでリーダーに起用され、そのミンガス自身がバックを務めている。
悪いわけがないのだ。

スポンサーサイト



2020/02/17(月) 00:13:54 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Sergio Fanni

Sergio Fanni
Sergio FanniSergio Fanni

Una Tromba Per L'Europa
Ricordi/MRL 6022/Italy/1962


Sergio Fanni(tp) Angiolini(p) Giorgio Azzolini(b)
Lionello Bionda(dr)


Side1
Danny Boy
Mack The Knife
Loch Lomond
Refrains
Andalucia
Non Ti Scordar Di Me

Side2
Warsaw Concerto
Coimbra
Simphonie
Swedish Rhapsody
Boy On A Dolphin
Tu Che M'Hai Preso Il Cuor

今年最後に紹介するのはDUの年末セールにも出ていたイタリアのトランペッターSergio Fanniの一枚。
元号が変わり新しい時代を迎えた事は嬉しいものだが、振り返ってみると暗澹とするような事件事故は相変わらず多く、個人的にも余裕のない一年だった。

ハードなジャズを求める人向きではないが、理屈や難しい事は抜きに可能な限りボリュームを上げたらFanniの放つストレートで穏やかな音色が、心の澱のようなものを吹き飛ばしてくれる。
そして、聴き終える頃には自然と明日への活力が生まれてくるはずだ。

ありとあらゆるレコードが再発されているが、まだこれが手つかずのままなら惜しい事だ。
ジャケットを眺めるだけでも価値がある。

今年も思うような更新が出来ないまま最後を迎えてしまった。
来年も相変わらず細々と不遇のジャズメン、レコードに光を当てていきます。
それでは皆さん良いお年をお迎えください。

2019/12/31(火) 19:06:24 trumpet トラックバック:0 コメント:0
次のページ