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A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

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Jimmy Neeley

Jimmy Neeley
Jimmy NeeleyJimmy Neeley

Now!
Alibaba East/No Number/USA/60's


Jimmy Neeley(p) Teddy Cromwell(b) Tim Kennedy(dr)

Side1                    
Summertime                
Scherazade                
Cast Your Fate To The Wind      
Spanish Eyes                
Lawrence Of Arabia            

Side2
Take Five
How Insensitive
Work Song
You'd Better Love Me
Procession Of The Sardar

引き続きニーリーのセカンドにあたるアルバム。
サイドメンは入れ替わるも、ピアノトリオの編成は変わらず。
ジャズメンオリジナルを中心に、前述の「Misirlou」より,こちらの方が「TRU-SOUND」レーベルに相応しい、黒っぽくファンキーな演奏が展開されている。
ブルーベック作の「Take Five」はオリジナルに引けを取らない出来で、導入部分から痺れさせてくれる。
それより気になるのは、この「アリババ イースト」というレーベル。
裏ジャケにニューヨークの住所が記載されているものの、番地は無し。さらにレコード番号も存在しない。
恐らくリリースされたのはこの一枚のみではないだろうか。
それも中東辺りの富豪が、好きなニーリーのためだけに創ったのではと想像してみる。
「アラビアのロレンス」を取り上げている辺りが意味深。おまけにジャケもレーベルも金色。
日本の「ノーマ」から過去に再発されているので、それに添付されているライナーノーツに、このレーベルの詳細がひょっとしたら記載されているかもしれない。

2009/12/14(月) 20:12:29 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Jimmy Neeley

Jimmy Neeley
Jimmy NeeleyJimmy Neeley

Misirlou
TRU-SOUND/TRU-15002/USA/1961


Jimmy Neeley(p) Michel Mulia(b) Rudy Lawless(dr)

Side1                    
Misirlou                    
Gettin' A Taste              
Lament For The Lonely         
Witchcraft                 
Love Is A Many Splendored Thing

Side2
My One And Only Love
The Chase
Time After Time
Gone With Time

1929年生まれ、詳しい経歴が分からないが、ジュリアード等いくつかの音楽学校を出ているらしく技量をもったピアニストだと窺える。
その彼がPrestigeの傍系レーベル、キング・カーティスを主体に、R&B系のブラックで濃いインストものを中心にリリースしたTRU-SOUNDに残したピアノトリオ。
アルバムタイトルにもなっている冒頭曲「Misirlou」と言えば映画パルプ・フィクションのテーマ曲やK-1のピーター・アーツの入場曲でも使われたDick Daleの演奏が直ぐに思い出されるが、これはそれとは全く曲想が異なる。
もっともこのアルバム発売以降に発表された曲だから違って当然だろう。
かと言って無関係というわけではなく、もともとは1920年代にギリシャの伝統的なダンス音楽として作られ、40年代にNick Roubanisがジャズアレンジを施し、60年代に先述のDick Daleによってソロギターのアレンジを施された。
つまり曲調は全く異なるといえども、原曲は同じという事になる。
ここでの演奏は「エジプトの女性」の意のとおり、エキゾチックなムード満載で、その他のバラード演奏も含めTRU-SOUNDレーベルの特色とは離れた内容になっていて、ブラックさを前面に出すというより、どちらかと言えば端正な仕上がりになっている。
最後の「Gone With The Wind」はアルバムの締めくくりに相応しく、アドリブの利いた良くスウィングする佳作。


2009/12/13(日) 11:17:44 piano H-N トラックバック:0 コメント:3

Ronnell Bright

Ronnell Bright
Ronnell BrightRonnell Bright

The Ronnell Bright Trio
Polydor/46 106/France/1958


Ronnell Bright(p) Richard Davis(b) Art Morgan(dr)

Side1                    
Sail'Em                   
Things Ain't What They Used To Be  
Johny Pate's Blues            
R And R Groove             

Side2
The Champ
Easy Listening Blues
Chasing Sarah
Doxology

1930年シカゴ生まれ。50年代初頭の海軍在籍時にジャズ・ピアノを始め、ベーシストのジョニー・ペイトとシカゴで演奏活動を開始する。
その後、55年にニューヨークに進出しロルフ・キューンと共演したり、自己のトリオで活躍。
58年からはジミー・ジョーンズに変わり、サラ・ボーンの伴奏者を務めた。そのサラとヨーロッパへ楽旅した時に録音されたのが、このアルバム。
60年代にはナンシー・ウィルソンの伴奏者、指揮者、音楽監督を務め、70代には「スーパー・サックス」でも活躍を見せた。
サラやペイトに捧げた曲を取り上げ、ブルースフィーリング全開で溌剌としたプレイを聴かせる。
内容、録音とも良く、埋もれさせておくには、あまりに惜しいアルバムだが未だ国内再発はされていない。
他のリーダーアルバムのVanguard盤やRegent盤は再発されているが、ヨーロッパ盤ゆえ、やはり権利の所在や関係が複雑なのだろうか。
スペインのフレッシュ・サウンドからは唯一再発、CD化されている。

2009/12/10(木) 20:16:23 piano A-G トラックバック:0 コメント:2

Betty Smith

Betty Smith
Betty SmithBetty Smith

My Foolish Heart
London/PS136/UK/1959


Betty Smith(ts)&her group

Side1                     
My Foolish Heart               
Down Among The Sheltering Palms    
Sleepy Lagoon                
The Faithful Hussar             
Autumn Nights                
Maria,My Own                

Side2
Indian Summer
Song Of The Boulevards
Galway Bay
Blues Blues
Forgotten Dreams
Bewitched

前回取り上げたストバートと双璧をなす、もう一人のイギリス人女性サックス奏者、ベティ・スミスの一枚。
これは、もともとUK・Deccaに吹き込まれたEPを12インチのフォーマットにまとめたもの。
彼女のグループ・ストリングスをバックに、ビル・エバンスの演奏で人口に膾炙した「My Foolish Heart」を流麗に吹きあげるところから始まる。
が、いささかジャズ的な緊張感は少なく、ムードミュージックのように感じられる。
このアルバムだけを聴けば、ストバートに軍配を挙げざるをえないが、体裁がストリングスものだけに単にそういう内容、吹き方をしただけかもしれないので、ここでの優劣の判断は早計だろう。
彼女のジャズメンとしての本当の実力は、Tempoレーベルに残されたEP盤で分かるのかもしれない。
あっちはコンボとしても小さく、特徴が出ていそうな気がするが、残念ながら未聴。
ジャケ裏写真のレスター・ヤングみたいに斜に構えた彼女の姿が微笑ましい。

2009/12/06(日) 10:01:51 tenorsax トラックバック:0 コメント:2

Kathy Stobart

Kathy Stobart
Kathy StobartKathy Stobart

Kath Meets Humph
Parlophone/PMD1052/UK/1957


Kathy Stobart(ts) Humph Lyttelton(tp) Tony Coe(as)
John Picard(tb) Eddie Harvey(tb) Ian Armit(p)
Brian Brocklehurst(b) Eddie Taylor(dr)


Side1                 
In A Mellow Tone           
Gee,Baby,Ain't I Good o You   
Packet Of Blues           

Side2
Rain
Kath Meets Humph
Moten Swing

この時代、女性ジャズ・ピアニストは数多く存在したが、ホーン奏者となると殆どいないのではないだろうか。
自身の知識不足もあるが、トロンボーン奏者のメルバ・リストン、サックス奏者のヴァイ・レッドくらいしか直ぐに思い出せない。
そんな中においてイギリス人女性サックス奏者、キャシー・ストバートは貴重な存在だろう。
40年代から、ジミー・スキッドモア、テッド・ヒースらと共演、50年代には自身のコンボを率いたり、トランペット奏者であり、夫でもあったバート・コートレーと活動、その他数多くのアメリカの一流ジャズメンとの共演をしたりとキャリアには申し分の無い人。
内容は、ジャケットの構図、色使いから軽めの演奏を期待していたが、それとは真逆でコールマン・ホーキンズばりの逞しい音色でバリバリ吹いている。
下の映像は98年のものだから、25年生まれのキャシーは当時、73才!
この時でこれだけバリバリ吹くのだから、このアルバムの録音当時ならもっとバリバリ吹いているはずだと、容易に想像がつく。
トランペッターはジャケットにも映っているハンフリー・リトルトン。
カッコイイ大人とは、こういう事を言うのだろう。

2009/12/04(金) 20:19:18 tenorsax トラックバック:0 コメント:4
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