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A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Wilton Gaynair

Wilton Gaynair
Wilton GaynairWilton Gaynair

Blue Bogey
TEMPO/TAP25/UK/1959


Wilton Gaynair(ts) Terry Shannon(p) Kenny Napper(b)
Bill Eyden(dr)


Side1
Wilton's Mood
Deborah
Joy Spring

Side2
Rhythm
Blues For Tony
The Way You Look Tonight

1週間分の疲労が蓄積された気怠い身体と、休息を迎える幾らか高揚した気分を併せ持った夜にはハードでブルージーなものを大音量で聴きたくなる。
そんな時に取り出したくなるのが、このアルバム。
先日紹介した『The Trio』とは対照的だ。
Wilton Gaynairはジャマイカのキングストンの名門アカデミー「Alpha Boys School」の出身。
このアカデミーには同郷のDizzy ReeceやJoe Harriott、Harold McNairが在籍していた。
そのDizzy Reeceの勧めもあって地元でキャリアを積ねた後55年からドイツに移住、主にヨーロッパで活動後59年にイギリスのTEMPOレーベルから遅咲きのリーダーデビューを果たす。
今でこそ再発盤や情報が出回り知られる名前となったが、それまでは無名に近い存在だっただろう。
その辺りはBLUE NOTEにリーダー作を残せたReeceとは随分と隔たりがある。
それでもここに残された僅かなリーダー作は渾身の力作となった。
自作曲がどれも素晴らしい。
取り分け冒頭の「Wilton's Moods」からバラード「Deborah」の流れで虜になる。
TEMPOの高音質が暖かく骨太なテナーをより引き立たせてくれる。
心地よい空間を創り出してくれる至福のアルバムだ。

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2018/06/23(土) 00:31:12 tenorsax トラックバック:0 コメント:0
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